はじめに
痔というのは10人中8人が程度の大小はあれど一生の内にかかる病気だそうです。
しかし、放っておいても絶対に治らないし、どんどんと年々悪化するのも事実なのです。

痔には色々な種類があり、いぼ痔(肛門の外にできるプクンが外痔核、中に出来るのが内痔核、両方に出来るのが内外痔核と呼ぶ)、切れ痔、というのが殆どで怖いのが「痔ろう」と呼ばれる膿のでているプクンで、穴が空く為通称(穴痔)だそうです。

私のプクン(痔)は内痔核という最もポピュラーなものです。体が冷えた時とか疲れたとき、排便時に肛門から出る静脈の腫れなのです。

30代後半の私はティーンエイジャーのころからの痔主で最近悪化するプクンを地元で有名なU病院(肛門科)に診てもらいに行きました。私の父も若い頃その病院でお世話になったことがあり、プクンというのは遺伝性が高いと後日看護婦さんからも聞かされました。

後で再認識したことですが、この病院は先生も看護婦さんもとても親切で「プロフェッショナル」を感じさせるものでした。食事もいいし、私はタバコをやめたのですが2階には喫煙室もある。もっと早くここに来て治療すれば良かったし、知人にもこの病院を勧めるつもりです。

このHPは患者のデッカムと付き添いの妻の両方の目から見た闘病日記です。痔で悩んでいる方の参考に少しでもなれたら幸いです。
嫁の日記 6/13 プクン発覚
「プクンが出た。それも大きい・・・」
数年前から市販薬で何とか乗り越えてきたデッカムのプクンは過去最大級レベルになったらしく、とうとう病院(肛門科)のドアをたたくことになった。プクンとはそう「痔」のことです。
30年来のプクンらしく、どうも父親からの遺伝とか…(そう、プクンは遺伝するのです!)

この日は病院探しからはじまりました。ネットで調べたら隣町に専門医院があったので翌日病院へ行く事にした。デッカム(うちのだんなさま)のお父さんも昔御世話になったU医院…。
今日は早い目に寝て、明日の診察に備えることにした。
嫁の日記 6/14 病院初日
いよいよ通院初日、とうとうこの日が来た…。
受付の窓口で「何科ですか?(外科や皮膚科もあるから)」と聞かれて「肛門科ですぅ」と小声で返事。すると「ハイ、ではこちらの用紙へ記入してください〜」と言って出された用紙へ初診時の手続きをする。
申込を済ませロビーで待っていると数名の患者さんがいた。きっと同じプクンフレンドなんだろう…と勝手に思いながら雑誌を持ってきて読むことにする。
一方、患者であるデッカムはそれどころではなく、落ち着きかない様子だった。

デッカムの名前が呼ばれ(すっごく明るいナース登場)診察室へと彼は消えていった。(後姿が寂しかったゾ)
長いこと待たされて(1時間近く?)戻ってきた彼が一言。

「手術することになった」(ガーーーン)


「えー手術?そんなにひどかったん???」

と聞くと、彼は手をパーにして…

「オレは4らしい、5レベルの4」
(なんじゃそれ?)


薬でなんとかしていくか、手術するか…が4レベルで、5レベルは手術せんとやばい状態をいうらしい。

きっと本人は2か3くらいのレベルと言ってもらえるのを期待していたはず、私もそんな手術になるとは思いもしなかった。突然の手術ということで、頭の中真っ白になった…(気弱な嫁)

「手術して下さいって言うたでな」と男気を見せるように話すデッカム30代男…アタタする嫁…
「いつ手術なの?」と聞くと「さっき血液検査受けたで、うまくいったら月曜日。明日、検査結果を電話で教えてくれるって」おいおい、即行やんかぁぁぁぁ

手には先生が描いたプクンの状態(なんかマンガのBJの手術シーンみたいな絵)の紙や、準備するための書類が握られていた。帰りに薬(手術するのに要らないんだけど)を貰って帰宅。
自宅に戻ると早速いろんなサイトのプクン手術の体験談を読むデッカム…

一方、私といえば「何準備するんやろぉ.。o○」
デッカムの日記・(6月14日 初診察)
先生にプクンの状態を言い、診察台に横になり、足を曲げる。ナイロンの手袋をした先生がいわゆる「直腸検査」を始める。

指を肛門の中に入れ、腫れの具合や個数、位置を調べるのである。器具のようなものも入れていた様に感じた。指での検査も器具での検査も我慢できないような痛みではなく、その後、先生の丁寧な(本当に丁寧だった!)診察結果を聞く。

診断書に絵を書いてプクンの場所、個数を説明してくれた。私のプクンは大きいのが一つとすごく小さいのが2つあると説明してくれました。

「どうしても手術という必要性は無く、腫れや出血をおさえるのであれば薬で良いし、根から除去する手術なら入院が約10日から2週間、その後通院してもらって完治までは1ヶ月をみてもらえれば良いですよ。どちらにしますか?」
と優しく先生が私に言いました。

私はもともと手術覚悟で来ていたし、この先生や看護婦さんの雰囲気から何の迷いも無く「出来るだけ早く手術して下さい」と答えました。手術には血液の検査が必要らしく、5本の注射器に採血してもらい、「結果は明日電話でお伝えいたします」と看護婦さんが言ってくれました。


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